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■ 骨折 ├ 骨折1 ├ 骨折2 ├ 骨折3 ├ 骨折4 ├ 骨折5 ├ 骨折6 ├ 骨折7 ├ 骨折8 └ 骨折9
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【鎖骨骨折の保存療法の限界点を説明しなさい】 1.外1/3部の骨折で烏口鎖骨靭帯の断裂があるとき。 2.第三骨片があるもの。 3.粉砕骨折などで整復位の保持が不可能なもの。 【鎖骨骨折の後療法について説明しなさい】 1.整復後10日間は再転位しやすいので注意。 2.骨折部の安定後(約10日後)より温熱療法開始。 3.約4週後に転位がない場合は固定を除去。 4.肩関節拘縮を除去に努める。(温熱療法・マッサージ・運動療法等) 【肩甲骨骨折を分類しなさい】 1.体部骨折 2.辺縁部骨折(上角・下角) 3.関節窩骨折 4.頸部骨折(解剖頸・外科頸) 5.肩峰骨折 6.烏口突起骨折 【肩甲骨体部および上・下角骨折の特徴を説明しなさい】 1.横骨折が多く、粉砕骨折・縦骨折が発生するが縦骨折はまれである。 2.骨片転位は少ない。(前面では肩甲下筋、後面は棘上筋・棘下筋・ 小円筋に覆われているため) 【肩甲骨上角・下角骨折のそれぞれの骨片転位と転位させる要因を説明しなさい】 上角骨折・・・上角骨片が上内方に転位(肩甲挙筋の働きにより) 下角骨折・・・下角骨折が前外上方に転位(大円筋・前鋸筋の働きにより) 注)もしかしたら、編集するかもしれません。ご注意を><
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《骨折》 骨折 C 光/火文明 (2) 呪文 S・トリガー 相手のパワー2000以下のクリーチャーを一体破壊する 相手のクリーチャーを一体選び、タップする オリカ(
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【上腕骨外科頸骨折(外転型)の定型的転位・骨軸の移動・変形を説明しなさい】 転位:近位骨片は軽度内転、遠位骨片は軽度外転。 骨軸の移動:骨幹軸の骨折端部は内方へ向く。 変形:遠位骨折端は前内上方へ転位するため、骨折部は前内方凸の変形を呈する。 【上腕骨外科頸骨折(内転型)の定型的転位・骨軸の移動・変形を説明しなさい】 転位:近位骨片は軽度外転・外旋位、遠位骨片は軽度内転。 骨軸の移動:骨幹軸の骨折端部は外方へ向く。 変形:遠位骨折端は前外上方へ転位するため、骨折部は前外方凸の変形を呈する。 【上腕骨外科頸骨折と肩関節前方脱臼とが誤診されやすい理由とその鑑別方法を述べよ】 上腕骨外科頸骨折の外転型骨折は骨幹軸が内方を向くので、肩関節前方脱臼と外観が類似する。 鑑別方法 三角筋部…骨折血腫による腫脹が著名に現れる → 外転型骨折 膨隆が消失する → 肩関節前方脱臼 上腕骨頭…肩峰下に上腕骨骨頭を触知できる → 外転型骨折 (肩峰下に上腕骨骨頭が触れず空虚になる)骨頭の位置異常 → 肩関節前方脱臼 固有症状…関節運動はある程度保たれて、その際軋轢音を聴取することがある → 外転型骨折 関節運動を試みると弾発性固定が現れる → 肩関節前方脱臼 【上腕骨外科頸骨折(外転型)の整復法を説明しなさい】 1.患者を背臥位として、第一助手は患側頭部に位置して腋窩枕子を入れた上から帯などで近位骨片を 固定し対向牽引に備える。 2.第二助手は患者の患側に位置し、肘関節90°屈曲位でその肘部と前腕近位部を把持し抹消牽引する。 3.術者は患者の患側肩部に位置し、肩部内側から遠位骨片近位端に左右2~5指を、近位骨片に左右 母指を外側からあて強く握るようにする。 4.第二助手に抹消牽引しながら、遠位骨片を内転させるのと同時に、術者は内転の支点となるように 遠位骨片近位端部を外方に引き出すようにする。続いて第二助手に遠位骨片の前方挙上を行わせ、 そのタイミングに合わせて術者は遠位骨片近位端部を前方から後方に圧迫する。 【上腕骨外科頸骨折の固定肢位を外転型と内転型に分けて簡単に説明しなさい】 外転位型骨折・・・整復位である内転位固定。 骨折部が安定する2~3週間後に良肢位である外転位に固定しなおす。 内転位型骨折・・・整復位である外転位固定。
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【骨折の部位による分類を説明しなさい】 四肢で特に長骨の場合、骨折箇所により骨端部骨折と骨幹部骨折に大別する。 ●骨端部骨折・・・骨の上下で近位端部と遠位端部に分類する。 ・近位端部骨折(中枢端骨折・上端部骨折)・・・①頭部骨折②頸部骨折③骨端線部骨折(骨端線離開)④結節部骨折⑤顆部骨折 ・遠位端部骨折(末梢端骨折・下端部骨折)・・・①顆上部骨折②顆(果)部骨折③骨端線部骨折(骨端線離開)④辺縁部骨折 ●骨幹部骨折・・・近位端部と遠位端部を取り除いた部分 ・上1/3部、中1/3部、下1/3部 鎖骨のみ内1/3部、中1/3部、外1/3部 【骨折の経過による分類を説明しなさい】 新鮮骨折・・・骨折後血腫形成期からおおむね仮骨形成期まで 陳旧性骨折・・・仮骨硬化期以降のもの。臨床的に新鮮骨折と同じ治療ではなく、時間が経過したため それに配慮した治療法をしなければならないときに陳旧性と呼ぶ。 【骨折の一般外傷症状を上げそれぞれに説明を加えなさい】 1)疼痛 ①自発痛・・・安静時にも疼く痛みをいう。骨折時には骨折部を安静にすることにより疼痛は軽減する。 ②直達性局所痛(限局性圧痛)・・・直接患部に圧迫力を加えたときの疼痛。骨折時には、他組織の損傷と比べ て非常に強い限局性圧痛を認める。 ③介達痛・・・患部から離れた部位に力を加え患部に発生する疼痛。骨折時には介達痛は大きい傾向。 ⅰ)軸圧痛・・・患部より離れた部位から患部へ向かい、骨長軸方向に圧を加えると発生する。 (大腿骨骨折時に骨折部から離れた足底から下肢の長軸に向かって) ⅱ)叩打痛・・・患部より離れた部位から患部へ向かい、骨長軸方向に叩打すると発生する。 (大腿骨骨折時に骨折部から離れた足底から下肢の長軸に向かって) ⅲ)圧迫痛・・・側胸部に骨折があると胸郭の前後から圧迫を加えると側胸部に疼痛が発生する。 (双手圧テスト) ⅳ)牽引痛・・・患部より離れた部位から長軸に牽引力を加えると発生する痛み。 (指骨骨折時に末梢部から指の長軸末梢方向に牽引) ⅴ)動揺痛・・・患部より離れた部位から動揺を加えて患部に発生する痛み。 2)腫脹 骨折部には熱感を伴った腫脹が現れる。骨折の腫脹は骨髄・骨膜・骨質や骨折部周辺の軟部組織損傷部から の出血により発生し、これを骨折血腫という。出血は骨折部に溜まり血腫を形成し、出血が皮下に及ぶと皮 下出血斑を生じ、骨折が関節腔に及ぶと関節血腫を形成する。 3)機能障害 骨の支持器官としての機能が低下または消失する。あるいは強い運動痛のため運動を回避する。 【骨折時の固有症状を上げそれぞれに説明を加えなさい】 1)異常可動性(異常運動) 骨折部における可動性であって、特に長骨の完全骨折などに著明に現れる。骨折したと思われる箇所を動かすと関節以外のところで骨が動くものをいう。 ●異常運動を証明しにくい骨折 (1)不全骨折:亀裂骨折、若木骨折、陥凹骨折、竹節状骨折、骨膜下骨折 (2)圧迫骨折 (3)噛合骨折 (4)関節付近での骨折 2)軋轢音 異常運動があるときに骨折端が擦れあう音。骨折線離開では軟骨性の軋轢音。 ●軋轢音を証明しにくい骨折 (1)異常運動のない骨折・・・不全骨折、圧迫骨折、噛合骨折など (2)骨折端が離開している骨折・・・剥離骨折や延長転位のある骨折など (3)騎乗骨折(騎乗転位)のある時 (4)骨折端間に軟部組織が介在する場合 3)転移と変形 骨折によってできた骨折端(骨片)の移動を転位といい、この転位により外見上の変形が現れる。 転位は以下のように分類できる。 ①発生機序による分類 ⅰ.一次性転位・・・骨折を起こしたときの力がそのまま骨折端を移動させたもの。 ⅱ.二次性転位・・・一時性転位の後に加わる力によってさらに骨折端を移動させたもの。 (1)外力:患者運搬時の乱暴な取り扱い、包帯交換時の不注意な外力によって生じる。 (2)筋の牽引力:肘頭骨折時の上腕三等筋の筋力によって生じる延長転位。 (3)患肢の重量:大腿骨骨折時の遠位骨片の外旋転位。 ②形状による分類 ⅰ.側方転位・・・骨折して一方の骨片が骨長軸上より側方に移動したもの。 ⅱ.屈曲転位・・・一方の骨片が骨長軸上一定の角度をもって移動したもの。 ⅲ.捻転転位・・・骨が長軸上で一定の回旋を生じたもの。 ⅳ.延長転位・・・骨折端が骨長軸で離開して骨の長さが増加するもの。 ⅴ.短縮転位・・・骨折端が骨長軸上で短縮して、骨の長さが減少するもの。一方の骨折端が他方の骨折端に 噛み合う噛合骨折が理論的には正しい短縮転位 完全骨折の際にはこれらの転位が重なり合い転位する。 ex.騎乗骨折(側方転位+騎乗転位)
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Wolffの法則…骨の古くなった骨細胞を破骨細胞が解体し、そこに骨芽細胞が新しく骨細胞を作り骨組織の 新陳代謝により骨を維持しているが、骨に加わる力学的負荷にこの改変の量は変化し、骨量 も変化する。又、加わる負荷の方向によって吸収や添加が行われる。 骨折の定義…骨組織の連続性が完全あるいは不完全に離断した状態をいう。 骨折の性状による分類…骨の性質や状態によって外傷性骨折、疲労性骨折、病的骨折に分類する。 外傷性骨折 正常な骨に外力が作用して、骨組織の連続性が完全にあるいは部分的に離断されたもの。 疲労性骨折 一度だけでは骨折をおこさない程度の外力が持続的に作用するか、または一方向に衝撃性 外力が繰り返して作用し、それが集積されて発生するもの。 中足骨、脛骨、腓骨、肋骨などに発生する。 病的骨折(突発性骨折) 骨に基礎的な疾患があって骨組織が脆弱になっているときに、正常な骨なら骨折が起こり えないようなわずかな外力、あるいは外力なしに発生するものをいう。 病的骨折の誘因となる基礎的疾患には局所的誘因(骨腫瘍・化膿性骨髄炎・骨巨細胞腫)や 全身的誘因(くる病・骨形成不全症・大理石病・老人性骨粗鬆症・ページェット)などがある。 但し、これら基礎疾患を持つ患者に骨折が必発するものではない。 骨折の程度による分類…骨損傷によって骨組織の連続性が完全に離断された完全骨折と、ヒビともいわれ、 骨の一部が損傷されて一部がなお損傷を受けず連絡を保っており、骨の形態や 年齢によって特有な骨折型を呈する不全骨折と呼ばれるものがある。不全骨折 には①亀裂骨折②若木骨折③陥凹骨折④竹節状骨折⑤骨膜下骨折の5種がある。 亀裂骨折(氷裂骨折) 氷やガラスに生じるヒビと同じで、頭蓋骨・肩甲骨・腸骨などに発生する。 若木骨折(緑樹骨折・生木骨折) 長骨に発生し骨が屈曲したもので若木を折り曲げた状態に似ている。 幼小児の鎖骨、前腕骨などに発生。 陥凹骨折 若木骨折の一種でピンポン玉を潰したような状態になったもの。頭蓋骨などの扁平骨に発生し、 完全骨折になると陥没骨折になる。 竹節状骨折(隆起骨折・花托骨折) 圧迫によって骨の一部を押し潰し骨折部が輪状に隆起して竹節状になる。 小児の膮骨遠位端部などに発生する。 骨膜下骨折 骨質は完全に離断しているが骨膜の離断されていないもので、生理的な骨形状を保ち 骨折線の確認できるものをいう。若年者に多く発生するのは骨膜が厚く弾力性に富み、また 骨質から容易に剥離するためである。幼小児の脛骨骨幹部に発生する。 骨折線の走行による分類…骨に基準となる線を定めて、それに対して骨折線の走る方向により①横骨折 ②縦骨折③斜骨折④螺旋骨折⑤複合骨折に分類する。 横骨折 骨折線が骨長軸に対して直角(垂直)に走るもの。 縦骨折 骨折線が骨長軸に対して平行に走るもの。 斜骨折 骨折線が骨長軸に対して斜めに走るもの。 螺旋骨折 骨折線が骨長軸に対し螺旋状に走るもの。 複合骨折 種々な方向に走る骨折線のいくつかをまとめて一つのものとして考え、3種に分類する。 ・T・V・Y字状骨折…上腕骨遠位端部・大腿骨遠位端部、高齢者の骨折などに発生。 ・骨片骨折…1~2個あるいは数個の比較的大きな骨片を有する骨折。 ・粉砕骨折…骨片骨折より多数の小骨片を有するのもので、射創・轢創などの際、強大な 外力によって発生する。
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シーネ(ギプス)をしていても履ける靴であるキャストブーツと、家用の松葉杖が一押しです。 屋内、屋外両用の便利グッズ 松葉杖カバー 足首を骨折したときに避けられないのが松葉杖を使った生活です。松葉杖は、いくつか問題が起こります。 松葉杖の問題:松葉杖を使って移動していると手のひらが、とても痛くなる。 この手のひらの痛みを少しだけ緩和するのに役立つのが、一部の松葉杖カバーです。 松葉杖用グリップカバーという名称で販売されています。amazonだと送料を合計して計算すると、一つ1,500円から2,000円程度です。両松葉だとその倍の値段になります。 松葉杖用 グリップカバー 明成 松葉杖用カバー グリップカバー 【メディカルブック】松葉杖用カバー グリップカバー 松葉杖の問題:松葉杖を持つところがすぐ汚れる 松葉杖カバーを自作する(衛生目的。痛み緩和目的でない。) 松葉杖カバー作成。 ギプスやシーネの上から履ける靴下 【ブラック3足グレー2足セット】26-28 男性用(紳士 メンズ) 消臭機能付き 超幅広ゆったり綿の靴下(ソックス) 私は違うのを買って失敗しました。 ギプスの上からはける 伸びる!ゆったり大きい靴下 濃紺 秋冬用 日本製 1足(2枚入り) ワンサイズしかないが、安さに魅かれてこちらを買ってみた。しかし少しキツイ感覚がある。私の足のサイズは、26cmなので、男としては特に足が大きいわけではないのだが。女性やギプスの上から履くなら問題ないのかもしれません。 屋外専用 ギプスやシーネの上からでも履ける靴 ギプスやシーネを地面につけると、汚れてしまう。かといって、外出時にずっと折れた足を浮かせておくことはできない。そこで役立つのが、ギプスやシーネの上から履ける靴。キャストブーツと呼ばれているらしい。 【シグマックス】キャストブーツ L 25cm~28cm 家の中で使う用グッズ 家の中で特に困るのが入浴時。これまでと同じようにはいきません。 家用松葉杖 外で使った松葉杖を、そのまま家で使うと、家が汚れてしまいます。かといって帰宅の都度、松葉杖をふき取るのは面倒です。 アルミ松葉杖 大 (2本1組、耐荷重140kg 防水カバー(シャワーカバー) シャワーは骨折から1週間くらいで許可がでます。しかし、そのときに「水でギプスやシーネを濡らさないように。」と指示もでます。そのためのカバーで、密封性のあるビニールで覆います。私は初めは45リットルのごみ袋で代替していたのですが、手間がかかるし、濡らしてしまわないかという余計な気遣いをしてしまうため、ゆっくり入れません。ですから長期的なコストを考えると、専用の防水グッズを買った方が安いです。 いくつかのメーカーから出ていますが、1,500円~3,000円程度です。 シャワーカバー ロング(足用)2枚入り 価格は一番安いと思います。ただ、レビューをみると耐久性には少し難があるようです。 患部ケガ、包帯ギプス、骨折時風呂入浴シャワーにリンボ防水カバー この商品が一番サイズ展開が多いと思います。大人用から子供用まで色々なサイズ展開をしてくれています。リンク先は大人用ですが、子供用の商品もあります。 シールタイト 大人用 脚 T41030 L サイズはMとLの2サイズです。輸入物です。 キャスター付き椅子 http //muhihouse.com/poki/2007/08/post_3.html
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【高齢者骨折の特徴を説明しなさい】 高齢者に多い骨折…上腕骨外科頸骨折(外転型)、橈骨遠位端部骨折(特にコーレス骨折) 大腿骨頭部骨折、胸腰椎圧迫骨折(移行部) 高齢者に骨折が多い理由…骨粗鬆症、運動機能の低下 治療上の特徴…固定を強固・長期にすると関節拘縮などの機能障害を起こしやすく、又 軽い固定で短期だと変形治癒や偽関節になる可能性が高くなるので、受 傷前の活動度に一日も早く戻ることを念頭に加療しなければならない。 高齢者は長期臥床による後遺症を引き起こしやすい。 【グルトの骨癒合日数を説明しなさい】 指骨(2w)、肋骨・中手骨(3w)、鎖骨(4w)、前腕骨・腓骨(5w)、上腕骨(6w)、 脛骨(7w)、下腿両骨(8w)、大腿骨(10w)、大腿骨頸部(12w) この骨癒合日数は骨癒合(仮骨硬化期)までのおおよその日数であり、他の条件(年齢、骨 折線の状態、骨折の程度、骨折の部位、治療法等)により一定していない。また、固定除 去までに発生した機能障害の回復には固定期間の2~3倍の期間が必要といわれている。 【骨折の治癒経過を4段階に分けて説明しなさい】 ①炎症期 骨折部やその周囲の損傷した軟部組織からの出血がおこり血腫を作る(骨折時~24H)。 この血腫が繊維素網の増加により凝血し、凝塊を作り両骨折端を満たす。そして(1~2日後) より凝血部に損傷されないHavers管より血管芽細胞が形成される。 ②仮骨形成期 骨折後1週より骨折部の骨芽細胞が有糸分裂し骨細管を形成栄養供給する。そして骨折後 3週より血管芽細胞、破骨細胞、白血球、リンパ球の編成により骨髄腔ができる。その後、 凝血部の結合組織性仮骨に石灰塩が沈着し類骨組織を作り仮骨を形成する(X線では確認できない)。 ③仮骨硬化期 仮骨に石灰塩が添加されて骨硬化し、成熟した骨梁も形成され骨形成が急速に行われる。 ④リモデリング期 硬化した仮骨は吸収と添加が行われ、日常生活に都合のよい形態へ自家矯正される。 この変化を調応能、応変率、応変則、改変機序などという。 【骨折の予後判定を説明しなさい】 ①生命に関する予後 生命維持に必要な器官の合併損傷の有無、患者の全身状態に著しい変化はないか、 種々の合併症によって全身が脅かされていないかを判定する。 ②患肢の保存に関する予後 患肢を保存しうるかどうかは、たいてい患肢の一時的損傷の程度に関係する。開放 した粉砕骨折や大血管の損傷がある骨折の予後判定は慎重でなければならない。 ③患肢の形態および機能に関する予後 骨折の程度、軟部組織、特に神経損傷などを考慮し、特に治療中にもしくは治療操作 により発生した二次的合併症によって異常経過をたどることのないよう十分に注意し 個々の患者の日常生活を考慮した判定が必要である。 ④治療経過期間の判定 骨癒合に対する種々の影響、条件、平均癒合日数などを参照しつつ異常経過をとる 可能性のある二次的合併症を考慮して慎重に判断しなければならない。 【骨折の骨癒合に好適な条件を挙げなさい】 ①軟部組織の損傷が少なく、両骨折端が血腫内にある場合 ②両骨片への血行が良好な場合 ③骨折部にかかる力がすべて圧迫力となり、剪力が働いていない場合 ④細菌感染のない場合 ⑤海綿骨の骨折の場合 ⑥噛合した骨折の場合 ⑦骨折面の密着した骨折線の長い螺旋状、または斜骨折の場合 ⑧年齢が若い場合 ⑨栄養状態が良好な場合 ⑩骨疾患や全身疾患のない場合 【骨折の骨癒合に不適な条件を挙げなさい】 ①骨折部に高度な軟部組織の損傷や欠損がある場合 ②骨折部の血腫が消失している場合 ③骨片の一方、または両端の血流が悪い場合 ④骨折端が広く離開している場合 ⑤骨折部に絶えず屈折運動、牽引力、回転力、あるいは剪力が作用している場合 ⑥高度の粉砕骨折の場合 ⑦関節包内骨折(骨膜性仮骨が期待できない)の場合 ⑧開放性骨折や細菌感染のある場合 ⑨高齢者および栄養状態が不良な場合 ⑩骨疾患や全身疾患などのある場合
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骨折 骨折 (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-11 競馬シリーズ) 題名:骨折 原題:BONECRACK (1971) 著者:DICK FRANCIS 訳者:菊池光 発行:ハヤカワ文庫HM 1978.1.31 初刷 1991.4.30 8刷 定価:\480(本体\466) 『骨折』は、言わばスペンサー・シリーズなら『初秋』に当たる作品だから、『初秋』の好きな読者には受けのいい作品かもしれない。予めそう言われていて、実にぼくは『初秋』の好きな読者であるものだから、けっこう期待して読み始めた。『初秋』に較べるとかなり成長した少年を相手にするのが、父親の交通事故で俄に呼び戻された調教場出身のニール・グリフォン。いわばこれは出自の違う二組の父子の葛藤の物語である。 ぼくは『罰金』とか『骨折』といった物語は、単にこちら感傷に直裁に迫ってくるという理由だけで好きな作品だ。不具の妻とか出来損ないの少年とかを相手取って、主人公たちがいかに苦しみ闘い、己に勝ち、なにものかを貫くか。こうした簡単な構図だが、胸を打つストーリーがどうやらぼくは好きみたいなのだ。 当然ながら自分の父子関係とか自分の夫婦関係、友人関係といったすべて「自分の」生活にそのまま繋がってゆくような種類の感傷がそこには生まれるわけで、いわゆるエンターテインメントの範疇から一歩ぼくの心の領域にはみ出てしまうという事実は否むことができない。そして主人公に深く感情移入できるからこそ、物語はぼくの中で特別な意味を持ってしまう。 『大穴』を想起させるような理不尽な威嚇の中、ストーリーの進行と共に変貌を遂げてゆくのは少年だけではなく主人公のニールでもある。決して距離を縮めることのない父と息子たちの関係は、息子が大人に(男に)なればなるほど頑ななものと化してゆく。ぼくは自分を思い、父を思いながら、これを読んだから、とても客観的には感想は書けない。 ただこれだけは言える。この本の敵はあまり現実にいそうもないような極端な存在だから、物語の状況自体も異常な設定だと思う。しかし、それでもパーカーの『初秋』に較べたらすごくハードなストーリーになっていて、できも上だと思う。主人公の苦悩がプラスされている分、少年との意志の疎通の在り方が他人ごとではないと思えたのだ。 (1992.07.23)
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【鎖骨骨折の特徴と発生機序と好発部位を説明しなさい】 ○特徴 1)発生頻度は高く小児骨折においては不全骨折が多いが、成人では転位が大きく 第3骨片が出来ることがある。 2)完全骨折では整復位の固定が難しく固定期間中に再転位することがしばしばある。 ○発生機序 1)転倒し床に肩部を衝いたとき。(介達外力) 2)転倒し肩関節外転位・肘関節伸展位で床に手掌を衝いたとき。(介達外力) 両者ともに、介達力が作用して鎖骨に軸圧がかかり、S字状に湾曲し、骨断面が 平たい部分の中外1/3境界部で骨折する。 3)まれに直達外力のことがあり、外1/3部で骨折することが多い。 【鎖骨骨折の定型的転位と転位させる要因を説明しなさい】 近位骨片・・・胸鎖乳突筋により、後上方 遠位骨片・・・上肢の重量により下方、大胸筋・小胸筋により短縮転位(内方に転位) 【鎖骨骨折の症状を説明しなさい】 1)疼痛緩和姿勢・・・患側の胸鎖乳突筋を弛緩させるため、頚部をやや患側に傾け前屈する。 2)患側の肩は下垂し肩幅は減少。 3)腫脹・限局性圧痛・変形が著名に出現。皮下出血斑・上肢の運動制限がある。 【鎖骨骨折の固定法を列挙しなさい】 1)Sayre絆創膏固定法 2)Desault包帯固定 3)8字帯固定法 4)厚紙副子固定法 5)T字状木製固定法 6)バンド固定法 7)ギプス固定法 8)リング固定法 【鎖骨骨折の合併症を説明しなさい】 1)神経・血管障害 受傷時での腕神経叢・鎖骨下動脈損傷(併発症) 整復・固定時での腋窩神経、腋窩動脈の圧迫(続発症) 過剰仮骨・変形による腕神経叢・鎖骨下動脈の圧迫(後遺症) 2)胸膜・肺尖損傷・・・まれではあるが血胸・気胸を発症(併発症) 3)変形治癒(後遺症) 4)偽関節・・・機能的問題は少ないといわれている(後遺症) 5)関節症・・・肩鎖関節(後遺症)